CHA_MABURU
OBORI_SOMAYAKI TOKICHIROGAMA
FUKUSHIMA
about
相馬弁の方言で「見守る」という意味の MABURU。
1760年から続く大堀相馬焼陶吉郎窯10代目の
TAKASHI KONDOがディレクション・デザイナーをつとめる新ブランド。
第一弾としてお届けするコレクション CHA_MABURU(お抹茶道具)は、
アーティーなスタイルと伝統技術を融合させた同じものがふたつとない器造りを目指し
手の温もりから生まれる曲線美とカラフルな彩りが特徴的なコレクション。
ファッショナブルでカラフルな器の中に、大堀相馬焼の特徴である千鳥をほどこしました。
お抹茶を飲みほすと可愛らしいハート型のような「ちどり」のモチーフが
器から浮き出て心がふっと癒されます。
CHA_MABURUの器は、人の手のぬくもりを帯びた器となり
100年先も沢山の方々の幸せを見守れるようなMABURUでありたいと思います。
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2011年の東日本大震災により、
福島県浪江町が立入期間困難区域になり福島県いわき市に活動の拠点を移転
その後も伝統を守り続け、今もなお継承、発展を遂げています。
MABURU means "to watch over" in the Soma dialect. The 10th generation of the Ohori Soma-yaki is pottery kiln, which has been in operation since 1760. A new brand with TAKASHI KONDO serving as the direction designer. The first collection we will deliver is CHA_MABURU (green tea utensils). We aim to create unique pottery that combines arty style and traditional techniques. A collection characterized by beautiful curves and colorful colors born from the warmth of hands. The fashionable and colorful bowl is decorated with a"Chidori"= plover pattern, which is a characteristic of Ohori Soma ware. When you drink matcha, a cute heart-shaped "chidori" motif appears. It stands out from the bowl and instantly soothes your soul.
CHA_MABURU's vessels are filled with the warmth of human hands. We want MABURU to be able to watch over the happiness of many people even 100 years from now.
Our Collection
About Me.
大堀相馬焼とは
大堀相馬焼は今から約300年の昔、福島県浪江町大堀(旧大堀村)を中心として発達した焼物で、
諸窯を支えてきたのは、陶技を修得した土地の農民や給人、新天地を求めて異郷からやって来た先進地の職人でした。
相馬藩はこれを藩の特産物にしようと着目、元禄10年(1697年)には「瀬戸物師他領土へ出ることべからず」という布令を出して
他領土への技術流出の防護に乗り出し、また、享保18年(1733年)には「今後下り瀬戸物を仕入商売してはならない。
地元産の瀬戸物を主に使用するように」という地場産品愛用運動を布令して、藩による瀬戸物の買い入れと、
一手販売をするようになりました。窯元も次第に隣村へと普及して、江戸末期には120戸の窯元を持つ東北随一の産地となりました。
TOKICHIRO_GAMA
OBORI SOMAYAKI
大堀相馬焼陶吉郎窯とは
宝暦十年(1760)の創業から受け継がれる「技術」と「精神」
近藤家陶業の始祖である一代目近藤平吉(1736~1818)は、江戸旗本近藤登之助の六男として生を受け、
京焼楽焼を修行し江戸で楽焼師として創業。
安永六年(1777)会津藩より磁器焼師範として召し抱えられる。
その後、三春藩に移り、十数人の弟子を養成し、多大な功績を残した。
二代目近藤陶吉郎(1789~1857)は、三春で父平吉と楽焼の優品を焼いていたが、
平吉の死後、文政二年(1819)相馬藩に大堀瀬戸方として召し抱えられ大堀の地に根を下ろす。
大堀相馬焼は、元禄三年(1690)の創業以来日用粗陶器をつくっていたが、
京焼楽焼の名工、近藤陶吉郎を召し抱えてから、制品の改良と多様化がはかられ、
多くの優秀な陶工も養成された。近藤陶吉郎は大堀相馬焼中興の功労者である。
創業以来その技術と精神性は脈々と子孫に受け継がれている。
大堀相馬焼陶吉郎窯は、震災後、いわき市四倉でアトリエをOPEN。
2023年4月 大堀相馬焼窯元関連のみ浪江町の「特定復興再生拠点区域」になり、
立ち入りを許可され、浪江町での再会に向け取り組み中。
director
TAKASHI KONDO
1980年 福島県浪江町 大堀相馬焼陶吉郎窯に生まれる
1999年 文星芸術大学美術学科陶芸専攻入学(宇都宮市)
2001年 第41回日本現代工芸美術展 初出品初入選
第34回日展 初出品初入選
2005年 文星芸術大学大学院修了 陶芸メッセ益子勤務
2006年 第45回日本現代工芸美術展入選
2008年 第7回益子陶芸展入選
2010年 福島県浪江町に戻り大堀相馬焼陶吉郎窯にて作陶する
第64回福島県総合美術展覧会 福島県美術賞(工芸部門最高賞)受賞
第36回東北現代工芸美術展 宮城県文化振興財団賞受賞
2011年 東日本大震災の影響により福島県いわき市に工房を移す
2012年 第51回日本現代工芸美術展入選(以降毎年入選) 第66回福島県総合美術展覧会 佳作
2013年 第67回福島県総合美術展覧会 福島県美術大賞受賞 第45回日展 入選
仙台パルコの5周年記念のポスターに掲載される
2014年 第53回日本現代工芸美術展 現代工芸大賞受賞 改組第1回新日展 入選
2015年 第69回福島県総合美術展覧会 福島県立美術館長賞受賞
2016年 第41回東北現代工芸美術展 現代工芸会員賞受賞
第70回福島県総合美術展覧会 福島県立美術館長賞受賞
改組第3回新日展 入選(以降毎年入選)
2017年 第24回日本陶芸展 入選
LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017 匠に選定される
2018年 いわき市四倉町にギャラリーと工房を新設
2019年 第58回 日本現代工芸美術展 現代工芸本会員賞受賞 第73回福島県総合美術展覧会 審
査員
東洋システム株式会社 創立30周年記念品 制作 福島県立ふたば未来学園に作品寄贈
2022年 第46回東北現代工芸美術展 審査員
福島中央テレビ 緑地プロジェクト モニュメント制作
2023年 第61回 日本現代工芸美術展 審査員
第61回 日本現代工芸美術展 現代工芸理事長賞受賞
第73回福島県総合美術展覧会 審査員
日展 会友
現代工芸美術家協会 本会員 審査員
現代工芸美術家協会東北会 会員
福島県総合美術展 招待審査員